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一つ前へ

たゆんたゆんしてる

 

「おかわり、居る?」
「ん」

 ごはんをぺんぺんよそるとき、おねいさんのおっぱいはたゆんたゆんする。

「はい」
「ん」
「ありがとは?」
「ありがと」

 ちゃわんをわたしにわたすとき、おねいさんのおっぱいはたゆんたゆんする。

「あはは、この芸人結構面白いじゃん」

 てれびをながめてわらうとき、おねいさんのおっぱいはたゆんたゆんする。

『ピロピロピロ……』
「あーもー、電話だ」

 でんわのおうたいするときも、おねいさんのおっぱいはたゆんたゆんする。

「……え? 今から来る? ……ん〜、でも……。 ん、いや、嫌じゃないけどさ……」

 でんわのあいてとはなすとき、おねいさんのおっぱいはたゆんたゆんする。

『ピンポーン』
「あ、はーい」

 だれかがおうちにきたときも、おねいさんのおっぱいはたゆんたゆんする。

「……あ、ごめんそっちは……うん、私の部屋に……」

 こそこそだれかとはなすときは、おねいさんのおっぱいはみられない。
 おねいさんのたゆんたゆん、みたいな――。


「――んっ……はぁっ、あ……ん」

 べっどがぎしぎししてるとき、おねいさんのおっぱいはとってもたゆんたゆんしてる。

「……おい」
「ん……? あ、だめよ、ごちそうさましたらちゃんと自分の部屋に戻ってて」
「誰だよ? 妹?」
「へへ……いや、ちょっとね。 いい子だから戻ってて」
 
 わたしをへやからおいだすとき、おねいさんのおっぱいはかくされた。
 いまは、おっぱいみちゃだめだったのかな?


 

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