しろいたんぽん |
きょおはぽかぽかおさんぽびより、おねいさんといっしょにこうえんにきたの。 「おねいさんおねいさん、たんぽんあるよ!」 きいろじゃなくてしろいたんぽん、ふしぎなふしぎなもよおがえ。 「おねいさんおねいさん、なんでたんぽんはきいろからしろになるの? たいらからまるになるの?」 おはなもちゃんとおとなになるんだ、ほんのちょっぴりかしこくなった。 「それじゃそれじゃ、おっぱいもおっきくなったのかな? たんぽんのおっぱいどこかな?」 たんぽんじゃなくてしろいたんぽぽ、おっぱいないのはちょっとざんねん。 「あ、ちぎっちゃかわいそうだよう」 ふっといきをふきかけるおねいさん、そしたらわたげがとんでっちゃった! 「すごおい! たんぽぽのたね、とんでっちゃった!」 ひょいっとたんぽぽもらったわたし、おねいさんのまねしていきふきかける。 「たのしい!」 むちゅうでいきをふきかけるわたし、そしたらひとつだけふらふらと、おねいさんのおまたにくっついちゃった! 「あ、たんぽんのたね、おねいさんのおまたにくっついちゃった!」 そしたらおねいさんかおまっかにして、わたしのおくちをりょうてでふさぐの。 もおすこし、こうえんであそびたかったのにな。
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